先日お知らせしましたとおり、地球温暖化防止のための国民的運動「チャレンジ25キャンぺーン」に参加し「企業・団体チャレンジャー」となった私たち日本グリーンエナジーですが、昨年より『フォレスト・サポーターズ』にも参加登録しておりますので、あわせてご報告いたします。
「国際婦人年」「国際児童年」から、果ては「国際ジャガイモ年」にいたるまで……国連総会において決議される「国際年」には実に様々なものがありますが、今年がいったい何の年か、皆さんはご存知でしょうか?
じつは、今年2010年は「国際生物多様性年」と定められています。
温暖化・環境破壊の深刻さが毎日のようにニュースをにぎわす昨今、生態系を保全し「生物多様性」を守ってくれる「森林」への期待はますます高まっていると言っていいでしょう。
もちろんCO2削減の観点からも「森林」の役割はきわめて重要です。
そんな「森林」のかけがえのない力を取り戻すために、2008年より始められた「美しい森林づくり推進国民運動」が『フォレスト・サポーターズ』です。
* こちらは農林水産省が主体となり、幅広い民間の方々・団体が「サポーター」として参加し展開されている「国民運動」です。
「伝えたい木の文化、残したい美しい森林」をキャッチフレーズに、日本の森林に「元気を取り戻す」ため、(※1)「4つのアクション」を呼びかけています。
詳細はこちらをご参照ください!
この公式サイトでは、著名な「フォレスト・サポーター」の方々が数多く紹介されています。(たとえば、次のような方々です。敬称略)
▲坂本龍一(音楽家), 竹下景子(俳優), 吉本多香美(女優), 黒谷友香(女優), 貫地谷しほり(女優), 武田双雲(書道家), 須藤元気(元格闘家、作家), 納谷幸喜・芳子(第48代横綱大鵬夫妻), 中西哲生(スポーツジャーナリスト), 草野満代(フリーアナウンサー)ほか多数
また、「サポーター」の方々からのメッセージも寄せられておりますので、一部ご紹介いたしましょう。
野口 健(アルピニスト)
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ヒマラヤでは地球温暖化により氷河が融解し、氷河の巨大な湖が拡大を続けてる。ヒマラヤの人々は地球温暖化の原因であるCO2をほとんど排出していないにもかかわらず、氷河湖の決壊におびえている。先進国の人間として何ができるのか。森づくりをはじめコツコツと取り組んでいきたい。
菅原 文太(俳優、農業者)
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右の耳で森のうめきを聞き、左の耳で森の喜びを聞こう。
立松和平(小説家)
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一本一本植えると、自分の心に木を植えているような気がします。森ができると、自分の心の中にも深い森ができるのです。
俳優の菅原文太さん(農業者でもあるそうです)の言葉が実に詩的で奥深く、まさしく「森」のような豊饒さを内包した名文であるよなあーと大いに感銘を受けましたので、転載させて頂きました。
また、立松和平さんの言葉もたいへん印象的で、しみじみと胸に沁みこんでくるものでした。
「森のうめき」と「森の喜び」の声に耳を澄ましながら、私の心にもまた、深く豊かに生い茂る「森」を育んでいきたいものだと感じました。
そして、太陽光発電システムのより良い普及をつうじた「自然エネルギー社会」の実現に向けて、より一層の努力を積みかさねていくことを誓い、『フォレスト・サポーターズ』の一員となった次第です。
私たちは、大地に小さな苗木を一本一本植えていくように、日本の(埼玉の)屋根に太陽電池パネルを一枚一枚ていねいに設置してまいりたいと考えております。
ちなみに、2011年は「国際森林年」となっているようです。
かけがえのない森、豊かな緑を次の世代へと受け継いでいくために、あなたも何か始めてみませんか?
(※1)
残念ながら日本の森林では、「林業の採算性」の問題や「山村の過疎化」等の事情により、本来あるべき「植える→育てる→収穫する」という循環が次第に崩れ、健全な森林としての機能がいちじるしく低下してしまっているのが現状です。
森林がその本来の力を回復するためには、多くの人々が積極的に森に関わり、適切な手入れを行ないながら、「間伐材」を有効活用し、林業・山村を活性化させていかなければなりません。
とはいえ、あまりこむずかしく考える必要はないのです。
草木に触れ、自然に親しみ、森林について学びながら、多彩な形で森づくりの輪をひろげてゆく……それがやがては森を再生させる大きな力になっていく。だから、身近なことから、できることから始めてみよう! というのが『フォレスト・サポーターズ』の基本的な考え方なのだと思います。
林業にたずさわる人や山村に暮らす人だけではなく、都市に暮らす人や企業・団体までもが相集い、互いに手をたずさえて森林をサポートしていくためのプラットフォーム。森を元気にするための「4つのアクション」を呼びかけながら、幅広い人たちの参画・協同を推進してゆく一大ムーヴメント。それが『フォレスト・サポーターズ』なのだと言えましょう。
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