中国の太陽光パネルメーカーでありながら、日本にパネル製造工場を設立したレネソーラ。
この4月から生産を開始したことでいま話題の、栃木・大田原(おおたわら)工場の見学に行ってまいりました。
レネソーラは日本市場への戦略として、日本企業と技術提携しつつ「バイテックグローバルソーラー」社を立ち上げており、看板にも日本企業とのタイアップが強調されています。
スーパーの跡地を改修して造られたという、のどかな雰囲気の工場。
なんでも「とりせん」さんの跡地とのことで、そんな居抜きがあるのかとややビックリしました。
まずは座学で、パネル生産の概況についてお聞きします。
この工場一カ所で、太陽電池セルの状態からパネル完成・パレット梱包までの工程が行われているとのこと。(セルそのものの製造は中国国内で行われているようです。)
そしていよいよ、工場の生産ラインへ。
(以降は、恒例の撮影禁止です。)
フルオートメーションではなく、一部手作業を交えながらの生産ライン。
色んな種類の帽子をかぶった作業員の方々が、キビキビと動いていらっしゃいます。
なんでも作業の役割によって、帽子の色を変えているのだとか。
EL検査(「マイクロクラック」と呼ばれる目視できない微細なヒビ割れのチェック)などは、日本製の機械を導入して実施しているとのことでしたが、全体としてはさながら町工場のようなゆったりとした趣きの生産ラインでした。
製造の現場を間近で見ると、やはり色々と気付かされることがありましたが、諸事情によりここでは詳細は割愛させて頂きます。
一点だけご紹介させて頂くと、製造途中のパネルが積み上げられている小部屋に入るなり、パネル裏面のジャンクションボックス(端子箱)に充填剤が入っていないパネルがあることを瞬時に見つけ出したS社社長の眼力がお見事でした。
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